翁長県知事について(2018年8月13日)

個人的に翁長さんを存じ上げないので、以下の記事にのように、その人柄に言及することは出来ませんが、

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正直に言うと生前に氏を肯定的に評価した事はありません。 ただ、先の県知事選では彼に票を入れたのは事実ですし、これまで政治ネタを投稿しまくっているので、所感まで。 思うところは4点ほど。

1.政治家は有権者の政治判断を委ねる対象であり、そこには多くの人の願いが込められているのだということを改めた感じさせられました。 相対する立場にいる政治家には、敵意を抱き、同じ立場の政治家には期待の念が込められます。 翁長さんは、多くの人の願いを背負い、そして、多くの人の反発を背負っていたのでしょう。 これほどまでに、多くの人が「思い」をもって沖縄県知事として認識した政治家は、近年はあまり見ないのではないでしょうか。 そして、氏はそこで十分に活躍できるプレイヤーであり、まさに沖縄を代表する政治家だったのだと思います。 彼が混乱を招いたのではなく、混乱している沖縄の象徴が彼だったわけです。

2.政治活動の紆余曲折の背景とその功績を公平に評価するには、少なくともあと20年はかかるのだと思います。 表面的には「保守」から「革新」へ。でも、実際には「革新」になったわけでは無いわけで、その立場と意見の変化が何故起こり、その結果、沖縄に何をもたらしたのか。 これは今すぐには評価出来ない気がします。 県知事の仕事は基地問題だけではないわけで、その他の分野で、沖縄がどう変わったのか、総合的に捉える必要がありますよね。 ここでとても気になるのが、氏が夢見た「沖縄の未来」です。 彼は基地問題を含め、どんな沖縄を目指していたのでしょうか。 自然破壊を伴う開発。貧困問題。観光立県、経済発展。基地問題。アジアの中での沖縄。日本の中での沖縄。 今の沖縄は、どの程度実現出来ていたのでしょうか。 そして、有権者はそれをどう評価するのでしょうか。 アメリカや日本がどのような意図でどのように沖縄の政策全般に介入し、翁長さんはそれをどのように判断していったのか、後に出てくる公文書、関係者からの裏話などから、評価出来る日を待ちたいと思います。

3.オール沖縄をまとめるコストが高かったのだろうなと思います。 いろんな記事が出てきますが、それらの中の翁長さんの言葉はすべて筋が通っています。 が、私には、やはり「沖縄振興」を引き出す為の派手な演出である、という疑念はぬぐえません。 それは「保守」時代の彼のちからが強すぎた事が主な原因でしょう。だって、自民県連内で最強の政治家でしたからね。 そこで離党して反対勢力のリーダーになる。 この際には、本当に丁寧な説明が必要になったはずです。 でも、それをかき消すほど、仲間である「オール沖縄」内の別勢力の発言が強かったのだろうなと思います。
 オール沖縄会議 公式ウェブサイト
「オール沖縄」をまとめる労力が多大であり、保守系の理解を得られなかったのでしょうね。 正面には日本最強の「官邸」と「自民党」がいて、背中からはコントロールできない味方がいる。 考えただけでもゾッとしますね。

 追悼 翁長知事が果たせなかった妻との約束「万策尽きたら夫婦で一緒に…  http://a.msn.com/01/ja-jp/BBLGrgk
 
4.以下の記事の発言に、完全に納得です。
 翁長知事が死去 生前に語っていた沖縄への想い
「若い人たちは、圧政的だった米軍統治下も知らない。また、経済的にもある程度生きていけるという状況に生まれている。『なぜ基地があるのか』と考える機会も、だんだんと薄れているのでしょう」「負の遺産を背負わないで、沖縄がこれから発展をしていく、世代交代の時なのかもしれません。だからこそ、基地問題は僕らが解決しないといけない」
敬意を評し感謝の念を持ちつつ、冷静に評価しながら、私達は、辺野古の次も考えないといけません。そして、次の政治家を育てないといけません。
政治からは逃げないでいたいと思います。
とりとめがありませんが、所感まで。

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